a_sue’s diary

a_sue の日記 はてなブログ版

『博多っ子純情 大合本 4~7 Kindle版』 長谷川法世 ゴマブックス

こないだまとめ買いしたやつ。
a-sue.hatenablog.com
7巻まで読んだ。
作中時間で高2の冬ぐらいまで。
主人公郷六平が、なんかかんか女の子にモテる男で周囲にいろんな女の子がらみの事件があったりする。
というと軟派なマンガみたいだけど、硬派なエピソードはもっと多い。
結構重い展開になったりして「翔んだカップル」をちょっと思い出したりしながら読んだ。
a-sue.hatenablog.com
博多っ子純情」について、漠然としたイメージしかなかったので、この重い展開は予想外だった。
という意味で「翔んだカップル」を思い出したんだけど。
40年ぐらい前の作品なので、今更ネタバレもないんだけど、ちょっと空けながら書くと


のちに見た他人の日記の内容についての主人公一人称モノローグがあって、それって不吉な未来しか浮かばないじゃないですか。
大きなエピソードだったけど、最後の欄外に作者のコメントがあって、着地点について悩んだらしいことがうかがえて、ああやっぱりそうだったのか、と。


7巻でテレビから聞こえるラグビーの話があって欄外に

今年の高校ラグビーの福岡代表はタモリの出身高筑紫丘*1です 県代表の決勝戦はボクの出身高福岡高校でした 筑紫丘高の監督は門田先生で 先生は元々福高のラグビー部を指導していたので手の内は読めとる訳ですな クソ!!

とある。
掲載時期から見て昭和54年かな?
全国高校ラグビーフットボール大会福岡県代表全成績
門田先生はこの数年前、筑高で僕らの頃の体育の先生だったので意外な所で名前を見て懐かしかった。
作中に出てくる石堂高校は、作者の母校福岡高校がモデルだろうから、当時の県立進学校として同じような雰囲気があって、「博多っ子純情」の高校時代はそういう意味でも懐かしい。

*1:原文は「筑紫ヶ丘」と書いてあるが、正しくは「筑紫丘」