a_sue’s diary

a_sue の日記 はてなブログ版

『月刊 鉄道模型趣味(TMS) 2022 10 No.969』 機芸出版社

表紙を飾っているのは 75/150 アニバーサリー・チャレンジ 準グランプリの「野岸鉄道」。
レイアウトだけの表紙は、TMSらしくて好き。

ページをめくると意表を突いて表2に新連載の宮松寫眞館 東京横浜電鉄 キハ2の写真。

で、75/150 アニバーサリー・チャレンジ 準グランプリの「野岸鉄道の建設」。
空き家になった実家をレイアウトルームにして巨大な固定レイアウトを建設。
北海道の景色を再現するという、ほとんどが原野を横切る直線で、中間駅周辺のストラクチャーもほとんどない割り切り方。
アニバーサリー・チャレンジ企画に背中を押されて着工と書いてあるから割と短期間にこれだけのスペースを埋めたらしい。
プラン全体に対して小さく見える駅が、直線のホーム有効長20m級6輌分というから全体がいかに巨大か。
凄いです。

都市計画道路3・4・51号線立体交差工事」は、掘削装置が稼働するNゲージの工事現場セクション。
線路の下にあるトンネルが押し出されてくるというギミックが、見たことのないもので新鮮。
この記事には書いてなかったけど、後ろに載ってるTMSレイアウトコンペ2022の準佳作だそうで。

そして75/150 アニバーサリー・チャレンジ グランプリの「蘇る記憶のために 1949年 草軽鉄道 来た軽井沢駅界隈(その2)」。
先月号に載ったセクションの駅本屋などの製作記事だけど、寺院建築そのもので手間のかけ方が凄いです。
駅執務室内の備品とか、細かい作り込みで頭がクラクラしちゃう。

稻門鉄道研究会レイアウト最後の運転会は、早稲田大学鉄道研究会のOB組織が保有するHOゲージのレイアウト。
364,372・373号に記事が載ったことがあるそうだけど、全く覚えてなかった。
保管場所の問題もあって廃棄するところを Models IMON が保管することになったそうでよかったですね。

TMSレイアウトコンペ2022入賞作品グラフィック 上
入選作品にはコメントつき。
いずれ記事が載るだろうから個別には書かないけど、さらにあとの方に載ってる入賞作品発表のページで、名取さんが1ページ使って語ってる講評をじっくり読んでしまった。
樹木の種類での作り訳は当然として、下草の状態まで再現する時代になってるらしい。
確かに草むしたような線路があるよね。
ああ、手を動かさないで見てるだけの間にどんどんハードルが上がっていく。

国鉄蒸機の地域形態(10)はだいぶ西に来て広島工場、多度津工場。
そんな地味な特徴を挙げられてもわからんわ。

片野正巳さんの昭和広告逍遥は。第2回
15号(1949年8・9月号)からの広告。
天賞堂とかカワイモデルとか。

編集者の手帖、先月号は売り切れ店続出だったそうで。

今月号もじっくり読んでしまって時間がかかった。