『月刊鉄道模型趣味(TMS) 2016 5 No.892』機芸出版社

普通に買ったのに、なんかいろいろ忙しくて読めなかった。
表紙を飾っているのは国鉄時代ローカル渓谷本線の情景と題するNゲージのモジュール。Nゲージマガジン No.63に掲載された「スイッチバック停車場」の第二章とのこと。表紙の写真を見ただけでも雰囲気の良さとディテールの繊細さで見入ってしまうが、記事を見るとさらにすごい。ちゃんと吊り橋として作られてる吊り橋は、2014年のテレビドラマ『HERO』の中に登場したのだとか。それ見てるかも。
とにかく、情景のモチーフを決めて、ストーリーを決めて、色彩のトーンを決めて、地形から線路配置を決めていくという、絵を描くように制作されたモジュールですよ。すごい。あえて短辺が正面で、奥に長く伸びる配置として、それにあわせて色も調整してあるとか。奥の方に位置するナローは、5mm軌間でハンドスパイクしたもの。走りませんよね？
買ってすぐ読んだ巻頭のこの記事にやられて、しばらく先に読み進められなかったのも、時間がかかった一因。すばらしい。
1/48・16.5mmの桜山軽便鉄道笹倉停留所は、Oナローのレイアウト製作に先駆けて肩慣らしに作ったという車両展示用のジオラマだそうで、線路脇の草の表現がリアル。
プロトタイプ・フォトはD51だが、いきなり門鉄デフのがたくさん。やっぱり門鉄デフはかっこいい。
製品の紹介ではNゲージの391ガスタービン試作車とか。大宮工場で見たことある。
ニュールンベルクメッセ2016のレポート第2回は、メルクリンのデジタル・コントローラーCS3の詳細な紹介。面白そうだなぁ。