あのコンサートの時買ったムック。
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写真も多く、文章密度も普通なのでちゃんと読めば割とサクッと読了。
元々オーケストラサウンドに興味を惹かれてこの道に入り、テレビの隆盛にあわせてタイミングよく仕事を広げていったという印象。
その間にもモノラル時代にステレオ放送の試みとか、いろんな方法を試してて、その後シンセサイザーに行ったり、晩年では初音ミクと共演するのも納得な、実験的な表現を多数手がけてたのね。
僕が名前を意識したのは大河ドラマのクレジットか手塚アニメのクレジットか。
1965年から69年ぐらいまでのあいだに、印象深く聞いたテレビのテーマ曲には冨田勲という名前が出ていることが多かった。
大河ドラマでは特にこの時期に聞いた「天と地と」が好きなのだけど、大河ドラマテーマ曲集のDVDを買ったときに、白黒映像で記憶していたオープニングがカラーで色鮮やかなのに驚いてるんだけど、
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この本の中で、厚い雲に覆われた日本海側の小雪が舞うようなシーンをイメージして作曲されていたと知って、当時白黒で見てた印象の方が意図に近かったんだと知ってちょっとうれしい。
この本ではその後のシンセサイザーに行って、サラウンドやクラウドからオーケストラに戻ってくる話が書いてあって、勝手にシンセサイザー以前と以後に別けて考えてた自分の思い込みをちょっと反省。
聞いてない「源氏物語絵巻」や「イーハトーブ交響曲」も聞かねば。
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