初出 『少年キング』1969年48号～1970年22号
これも5年ぐらい前安かったときにポチッとして、最初の方だけ読んで放置してたもの。
あらためて最初から読んだ。
最後まで読むと史実をベースにしたようなことが書いてあるけど、最初の方で1日に射る矢の数がどんどん増えていくところで、それって1分に1回を24時間射続けないと無理じゃんとか思ってたら、その先で丸一日ひたすら速射で射続けるのだという話が出てきたりして、ちゃんとしてた。
最後まで一気読みですよ。
絵がほんとに上手くて、巻末の当時の編集者のインタビューを読むと約半年間の週刊連載のエピソードが凄かった。
初出情報を見ると、「ワイルド7」とほぼ同時期（2ヶ月ぐらい後?）に連載開始してるんだけど、当時少年キングを全くチェックしてなかったので知らなかった。個人的には「ワイルド7」も「秘密探偵JA」が終って望月三起也が新しい作品を連載してるらしいというのは知ってたが、実際に読むようになったのは単行本8巻が出たあたりだったし。
ちなみにこの頃は『少年ジャンプ』の「ハレンチ学園」と『少年チャンピオン』の「あばしり一家」あたりを熱心に追いかけていた。まあ、そういう状況に危機感を持ってキング編集部もいろいろやってたんだろうな。
当時の小学生がこの作品を読んでも多分面白いと思わなかっただろうなぁ。
というわけで、今頃読んで凄いとか言ってて申し訳ない。
