a_sue’s diary

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『ワーク・シフト ─孤独と貧困から自由になる働き方の未来図<2025> Kindle版』 リンダ・グラットン アンドリュー・スコット 池村千秋 (翻訳) プレジデント社

買ったのはここ。
a-sue.hatenablog.com
端的に言えば、働き方が変わるよという話。

1960年代に物心ついた身としては、社会構造は会社でものをつくる仕事をするってのが標準で、それ以外はあまり想像できなかった。父も祖父もそういう仕事をしてたので。
「サラリーマン」というのがテレビドラマでも出てくるんだけど、何をしてるのかいまいちぼんやりしてた。
1960年代はNHKが朝の7時前に「明るい農村」という番組をしてたりして、まだ農業が主要産業の一つだったよなぁ。
だから、1980年代の終わり頃から金転がしで儲けるってのに嫌悪感があった。
のちにバブルと言われる頃、企業が財テクをやらないのは罪みたいにいわれてて、何も作り出さないのにそれはないんじゃないの?と思ってた。
そしてバブルがはじけた。

終身雇用で若い頃は安月給だけど、歳を取れば給与が上がると思ってたのに、えーと、なんだっけ。成果主義?とか言い出して、歳を取っても給料が上がらなくなった。
まあ、そうなる前に機械設計の仕事から面白そうだと思ったプログラミングの世界に移ってたんだけど。社内でそれができる会社にいたし。
自分でコードを書く時代から、中間管理職になって、若者がコードを書く場を見つけてくる立場になって、そんなことをしてたら肩を叩かれて。
基本プログラミングは好きなので、仕事を探して今の会社にひろってもらって、Javaプログラマーとしていまだ現役。

という背景で、この本はほんとに正しい。
ちょっと前に書かれた本なので、みんながテレビを見てるってとこは、みんながYouTubeを見てると読み替えるとして。
こんなに社会が変わろうとしてるのに、工場で現場作業をしてるような、何も考えずに言われたことに従う人間をつくろうとしてるわけのわからない校則で縛る学校とか、目の前しか考えてないバカをどうすればいいの?
「みんな、星になってしまえ」 by イムホフ・カーシャ