a_sue’s diary

a_sue の日記 はてなブログ版

『月刊 鉄道模型趣味(TMS) 2022 5 No.964』 機芸出版社

表紙を飾っているのはHOゲージの初代ドクターイエロー922形。
本文記事中には星晃さんによる開業直前の有楽町駅からの実物写真が載ってる。

表紙をめくると最初のカラーページは Models IMON 渋谷店の大レイアウト。
渋谷店、まだ行ったことないんだよな。
16.5mmと13mmと12mm大きなエンドレスの中央に1/87倶知安駅
この夏にレンタルレイアウトとして開業というから、その頃一度見に行こうかな。
ちなみに大井町店のレイアウトは出来つつある頃見たことがあります。

静岡鉄道秋葉線 新袋井駅前は、直径約1mの16番レイアウト。
すべて自作したという建物が建ち並ぶ駅前風景と、見る方向によっては木立で覆われたようにも見える部分とがいい雰囲気。
7ページオールカラーの記事中に写真が沢山載ってて、どれを見ても素晴しい。

箱庭鉄道 湯けむり線は、Nゲージショーティに特化した約A3サイズのミニレイアウト。
フレキシブルを使ったエンドレスの最小曲線半径80mm。
タカラトミーのQトレインをNゲージ化したり、Bトレを改造したりしたといういろんな車輌が走ってるが、レイアウト自体の地形や建物などは普通にしっかり作ってあって、オモチャ感はない。
中央を流れる川の表現とか、リアルでいい感じ。

地方私鉄失われた情景 第35回は花巻電鉄軌道線 花巻の西公園停車場。
砂利や土に覆われた軌道を、自動車などといっしょに走ってる時代。

British Miniature Railways 英国ミニチュア鉄道の世界
は、ジョナサン・ジェームズ Jonathan James 氏によるイギリスのミニチュア鉄道の紹介。
うちの近所にも新幹線形だったり蒸機だったりのミニチュア鉄道に乗れる公園があるけど、イギリスのはもっと本気な感じでディープ。
ヨーロッパのミニチュア鉄道も紹介されてるけど、こっちも凄いね。

序奏 昭和43年の記憶 ~あの日の駅前風景を再現する~
と題する記事は、1/80ストラクチャーの世界。
建築中の家とか、酒屋とか、骨組みからしっかり作ってある。
木造家屋の骨組みを「軸組」というのは初めて知った。
ja.wikipedia.org
酒屋のケースに入った瓶とか、味噌樽とか、周辺のフィギュアとともに非常に精密で実感的。

私とTMS 第8回は宮田寛之さん。
知らない名前だと思ったら、『鉄道ファン』元編集長、現名誉編集長という方だそうで。
TMSの山崎さん、石橋さんなどとの交友や、昔の思い出深い記事の話がたっぷり。
『鉄道ファン』とTMSの相互乗り入れが1977年12月号ってことで、多分見たことあるんだろうけど覚えてなかった。
TMS 2016年5月号(No.892)では『鉄道ファン』編集長勇退記念に制作を依頼した想い出の詰まった C51 201 を披露してると見開きの写真が載ってるが、僕の興味は主にレイアウトなので何も書いてなかった。
a-sue.hatenablog.com

炭鉱電車ということで、三井三池鉄道の通勤列車 1/80・13mm の記事は、車輌よりも1枚だけ載ってる1976年の実物写真に興味津々。
その頃って浪人時代ぐらいだと思うけど、大牟田ではこんな雰囲気の列車が走ってたのか。

国鉄蒸機の地域形態(6)は大宮工場。

私の…私とTMSをお聞かせ下さい。
って、5月20日締め切りで募集してる。
中1の冬に1971年新年号を初めて買ってから50年以上買い続けて、バックナンバーも買ったりしてるから全部で何冊持ってるかな。
やっぱり最初の数年で読んだ記事が印象的で、なんといってもG&Dだよね。
あと、この頃紹介されたオランダのマドローダムとか。
この頃の山崎主筆の取材記事中に、8mmカメラで動画を撮影してて、もう一段押込むとスチール写真が撮れたらいいのにと書かれてたことがあって、デジカメの動画撮影が一コマ取り出すとそのまま写真として使えるレベルになった頃、山崎さんの夢が叶ったなぁと思ったのを思い出したり。
定尺ベニア1枚分のNゲージレイアウトをつくろうとして、ベニア板を路盤形に切ったりPECOのレールを買ったりしてたけど、途中で頓挫してレール施設までもいかなかった。
以来のペーパーモデルレールローダー。

などいろいろ思いつつ、面白かった。

ところではてなAmazonのリンクを貼るのに「鉄道模型趣味 964」ですべてのカテゴリーで検索したら、415系常磐線国鉄標準色というのがトップに出てきた。
これ

KATOから7月に発売されるのか。
まあ、同型を持ってるから買わなくてもいいか。