a_sue’s diary

a_sue の日記 はてなブログ版

『大栗先生の超弦理論入門 (ブルーバックス) Kindle版』 大栗博司 講談社

買ったのはここ。
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割り込みでいろいろ読んだが、流れとしてはここら辺の続き。
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面白かった!

80年代からひも理論とか超ひも理論とか耳にしてたけど、ちゃんと本を読んだことがなくて、今回が初めて。
超弦理論って、超ひも理論と同じものだったのね。
振動してるということでいうと弦の方がピンとくるけど、この本の図解の中ではぐねってるのが多くてどっちかというとひも。
じゃなくて。
物質がなぜ弦の振動であらわすことが出来るんだろうとずっと不思議だったんだけど、素粒子にも物質の元になるフェルミオンと物質のあいだの力を伝えるボゾンに大別されて、フェルミオンは同じ数同士を掛け合わせると0になる「グラスマン数」を座標に使う超空間を考えると。
とか、いちいち読み返しながら書いてるとキリがないが、超空間の次元が9次元だったり10次元だったり。
温度という身近な現象が単なる分子運動であるように、人が感じているこの三次元空間というのももっと高次の空間で起きる現象を人は三次元空間として認識しているだけかもと。
時間がエントロピーの増大を感じる人の主観でしかないように、空間も人間の身体が視覚だったり触覚だったりで感じているだけ。
とまでは書いてなかったかもしれないが、まあそんな感じで理解しました。
第一次超弦理論革命が1984年、第二次超弦理論革命が1995年。
過去の出来事として語られているけど、当時すでに社会人だったのでつい最近の出来事。あの頃そんなことが起きていたのか。
現時点で重力と量子力学を統一できる候補は超弦理論だけらしい。
この本を読んでる間ずっとワクワクドキドキでしたよ。
2013年に書かれた本なので、それから現在までの9年間でもっといろんなことがわかってたりしないのかな。
アンテナを高く、情報をキャッチしないと。