a_sue’s diary

a_sue の日記 はてなブログ版

『アオイホノオ .28』 島本和彦 少年サンデーコミックススペシャル 小学館

初出 ゲッサン '22年8月号~10月号、12月号~'23年3月号
今回は凄かった、と書こうとしてたんだけど、27巻も凄かったらしい。思い出せないけど。
a-sue.hatenablog.com

以下を書いた後ハッと気づいたので空けます。
知りたくない人はこの先にはネタバレあり。ご注意を。









で、今回も凄かった。
最初は「風邪の壱千四段」、、、、なんて変換だ。
「風の戦士ダン」が単行本になる話。
読者は雑誌に載ったままを読みたがっている。
それがわかってるのに、作者としての炎は気に入らないところを描き替える。
炎の転校生」だったかな、単行本は描き替えられているから雑誌のスクラップも持っているんだみたいな話があって、こいつ同類だと思ったのを思い出した。
で、雁屋哲原作の次の作品が雑誌に載る。
その回の扉からしてそれなんだけど、「美味しんぼ」。
第1巻からしばらくは読んでたが、その第1回でこれだけ負けるポイントがあるのかと漫画家じゃないわたしは愕然とするぐらい負けたと思ってる炎の感性は凄いんだが、そんなのは何の慰めにもならなくて打ちのめされる。
これもひとつの才能だよね。
自分の何が足りないのか気付かないまま漫然と人生を終える人のなんと多いことか。気付かない人生の方が幸せだけどね、僕みたいに。
で、後半は固定アシスタントが来る。
もうこれが凄くて凄くて、夢落ちじゃないかと思うレベルで凄い。
炎との感性の近さも凄いし、自由さも凄いし、どう考えても炎の脳内キャラ。
凄かった。









というわけで、もうドキドキしながら読み終えました。
このマンガは面白い!