a_sue’s diary

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『世界をめざせ 決定!ロボコン日本代表』 @NHK-G

6/8に行われた大学ロボコンの放送が、休日の朝あった。ちゃんと起きて見ましたよ。
今回のルールについては公式ページなどを見ていただくことにして。
ロボコン
http://www3.nhk.or.jp/hensei/program/p/20080721/001/21-0835.html
NHKロボコン2018 │ NHK
番組のスタイルについてはいろいろいいたいこともあるが、そんなのを吹き飛ばして、準々決勝の豊橋技術科学大学 vs 東京大学の対戦がすごかった。


開始と同時に両校の高速妨害ロボットが走る。豊橋のアームが伸びる寸前にタッチの差ですり抜けた東大の妨害ロボットが妨害位置につく。豊橋の自動ロボットが、東大の妨害ロボットに阻止されて動けない。
双方自動ロボットが白バターを一つずつ取って互角、と思いきや、東大の自動ロボットは相手の黄色バター獲得を阻止する位置につく。
ところが東大の手動ロボットから発煙。これでは黄色バターに行けない。この時点で東大12-6とリード。
豊橋は地道に手動でポットを確保し、ゴールに積み上げて21-12と逆転。この豊橋は、2年前の大会で高く積んだタワーを、強力なファンで倒されて敗れたチームのリベンジだそうで、完璧に積み上げる。
これで決まったかと思われたとき、黄色バターを阻止するイチにいた東大の自動ロボットが、相手ゴールに向かって動き始める。最後の最後に相手のゴールに積まれているポットを掻き出すという作戦。自動ロボットなんだから、あらかじめ仕込んであったのが動き出したということで。打てる手はすべて打つ?
これで豊橋の逆転分がチャラになるのかと思ったら、なんと豊橋の手動ロボットが積み上げたポットを抱え上げ、間一髪逃げる!なんだそれは!
この時点でポットがゴールから離れたから6-12に戻っている。
もう一つのゴールに移動して、ポットを積む豊橋。残り時間10秒。ボールの上に円筒を積み上げるので位置決めが難しい。残り5秒。アームが離れ、積み上がった!21-12!
すごい試合だった。歴史に残る名勝負だ。


最後は豊橋が優勝するのだけど、他にも初出場で準優勝までいった早稲田とかいろんなチームがあるのに一部のチームの深いところまでスポットを当てた1時間番組しかやらないのはもったいないだろう。全試合を深夜枠でいいからやってくれ。


ABUロボコンの予選を兼ねるという位置づけでいうと、6/8の時点でよその国はみんな代表が決まって決勝に向けて準備してるそうで、日本遅いんじゃないの?
あと、Wikipediaをみたら、現在の選考方法にも問題があるようで。書類選考はともかく、ビデオ選考まであるとは知らなかった。そんな手間かけるより地区大会やった方がいいんじゃないの?
NHK大学ロボコン - Wikipedia


ともあれ、豊橋と東大の対戦は放送を見たあとも録画で何度も見返してしまったほどすごかったです。おめでとう、豊橋技術科学大学