TBSラジオ「アフター6ジャンクション2」で知ったのがいつ頃だったか。
www.nfaj.go.jp
かみさんが和田誠の何かを見たいって話をしてて、そういや今なんかやってるよねってことでこれ。
銀座線で上野から京橋。
スマホの道案内を信じて裏道に行ったらそこは通用門。
表から入って7階の展示室。
先に常設展「日本映画の歴史」。
文字通り映画の歴史をたどってるんだけど、最後のアニメーションのエリアで日本最古のアニメーションと言われる『なまくら刀』が繰り返し再生されてて、初めて見た。
さらに大藤信郎氏のアニメーション製作風景とそれで出来た『かつら姫』のカラー映像。
大藤信郎といえば、『ルパン三世 カリオストロの城』が受賞した大藤賞の人ぐらいの認識だが、初期のアニメ作家。
これも貴重な映像を見ることが出来て良かった。
で、そこから企画展『和田誠 映画の仕事』
和田誠といえば、一目見ればわかる独特なタッチのイラストレーター。
映画好きで「お楽しみはこれからだ」とかあったよな。
というわけで、ポスターとかの仕事がメインと思ったんだけど、少年時代の映画鑑賞ノートから映画ポスター、映画談義のいろいろからアニメーションと監督と。
ポスターの似顔絵が、シンプルな線でありながら誰だかすぐわかるのがやっぱり凄いなぁ。
『麻雀放浪記』って、和田誠監督作品だったんだ。聞いたことがなかったはずはないのだがすっかり忘れてた。
で、実は密かに期待してた短編アニメーション『MURDER!』が繰り返し再生されてる。
この作品を初めて見たのは学生時代に福岡でアニメ上映サークルに一般会員として参加した第1回上映作品としてなので、45年ぐらい前かな。
殺人事件をいろんな映画のパターンで解決する複数の短編の集合。
ホームズだったり007だったりSFだったり。
45年ぶりに見て懐かしかった。
と書きながらググったら YouTube にあるじゃん。
滞在1時間半ほど。堪能しました。
終って外に出たら雨が降ってて、そういやそういう予報だったと思い出した。傘を持ってないので濡れながら移動。
京橋駅の近くでお茶した後帰ったら最寄り駅では雪。初雪だったか。
これを書きながらもらってきたチラシを見てたら展覧会公式図録？
www.kokusho.co.jp
そんなのどこで売ってたの？
入口から入ってエレベーターで7階にあがって、展示を見てエレベーターで下りて出る動線の中に売店なかったよ？
「国立」だからって、少しはちゃんと商売しろよ。
目に付いてたら絶対買ってたんだから。
というわけで、嫌な気分でこの記事終り。
その場の勢いじゃなきゃ、月曜に冷静な頭だと書店で探してまでは買わないよ。
